【ハウスクリーニングにおけるエアコンのトラブル】はカビによる頭痛。

カビによる頭痛が突然・・・

 

ずっと以前ですが、部屋にいると頭が痛くなってきました。何か体の調子が悪いなと

思いました。しかしその時は単なる頭痛だと思ってそれ以上何も考えませんでした。

たまたまその時は部屋の中がとても散らかっていましたので、徹底的に掃除をしようと思いそうすると不思議と頭痛がなくなりました。

 

その時は頭痛とエアコンの関連など全く思い浮かびませんでした。私だけの場合かも知れませんが、今は関連が有ると思っています。

 

エアコンによる体調不良

 

エアコンはとてもカビが生えやすい機械です。でも表面にはカビは無いですね。これが油断の元です。一見してきれいに見える。これが落とし穴です。

 

部屋の中の機械でエアコンが一番カビと仲が良いのではないでしょうか。理由は動いているエアコンの内部は非常に湿度が高くなっているからです。

 

どういうことかというと、夏は部屋の中の空気が熱いですね。この熱い空気がエアコンの内部で冷やされています。熱交換という作業が行われています。これは、部屋の中の熱い空気をエアコンの中を通すことによって、冷やしていくということです。

 

暖かくなったエアコンのガスは管を通ってベランダなどに有る、室外機で冷やされます。冷えたガスは再び室内に戻りその空気を冷やす。まぁ、グルグル回っている訳です。

 

冷えた空気が本体の下の吹き出し口から出て来ますね。あー涼しい、ホッとする一時です。

 

空気に含まれる湿気はエアコン内部にあるアルミのフィンに吸い取られてつきます。あのパネルを開けると見えるアルミの縦の線の物です。そこに水滴となってつき下に落ちます。そして、ドレンと言って水を排水する穴から外に出るわけです。ベランダに水が出ているのが見えます。

 

これであのエアコンのパネルの中は意外に湿気でいっぱいという事がお分かりになっていただけましたでしょうか。

 

エアコンのクリーニングで一番のポイントとは？

 

私はエアコンのクリーニングはこのハウスクリーニングの仕事を始める時からやっていて多分1000台以上はクリーニングしたと思います。ですから言えることですが、カビはアルミのフィンにもつきますが、一番つくのはシロッコファンと言って冷たい空気が出てくるところの奥の部品です。

 

エアコンを下からのぞいて見てください。クルクル回る筒状のものが見えますね。シロッコファンと言いますが、これにカビがつくのです。

 

 

これを動いていない時に見てください。どうです？何か黒いホコリのようなものがついていませんか？それがカビです！！！驚いたでしょう！

 

先程話したアルミのフィンにもつくでしょうが、水分とともに落ちてしまいます。ですから意外にきれいに見えます。

 

知りたいエアコンのクリーニングの時期はいつ頃？

 

このシロッコファンを見れば分かりますね。エアコンのクリーニングを依頼されるお客様は「黒いものが出てきた。」とか言われますね。それがたまりにたたまったカビですよ。カビはホコリとくっついて成長します。

 

もうここまで来るとかなり重症ですが、ここで最初の話に戻ります。私は頭痛になったと書きましたが実はエアコンから吐き出したカビを気が付かないうちにたっぷり吸っていたんですね。私の場合これ本当に頭痛の種になるのです。

 

夏にエアコンを毎日使うようになるとカビを吐き出す量も大変になりますね。もうここまで読むとエアコンをのぞかずにはいられなくなったと思います。

 

どうです？今すぐのぞいて見てください。スマホのライトで照らして見るとファンの間にホコリのようなカビが・・・。これが吹き飛ばされて室内に充満。頭が痛い、とかノドがいがらっぽい、とかなります。エアコンクリーニングの必要性を言おうとしたのですが、ちょっと話が長かったですね。笑

 

もう十分気持ち悪くなってきたと思います。

 

前のパネルを開けてフィルターのホコリを取り去るのは言うまでもありませんが、下からも見て下さいね。

 

さて、この部分は一般の方がクリーニングするのはなかなか難しいです。クリーニング業者の場合は道具が有って高圧の洗浄をします。落ちた水の受けが必要なのです。形はじょうろみたいなものです。このじょうろで受けて汚い水を桶に流します。

 

私はエアコンクリーニングの作業の後、一応お客様にカビのとれたこの桶の排水を見て頂いています。ほとんど大変驚かれますね。

 

「こんな汚い空気吸ってたの！」と言われます。出てくるのはカビの胞子ですから。

 

無視される室外機。二重のメリット！

 

後、もう一つ大切なことが有ります。ベランダなどに有る室外機の事です。この機械、意外と無視されています。

 

室内の熱い空気に触れたガスを持ってきて外に出します。室外機には大きな扇風機が見えます。このフィンに外に飛んでいるドロとかゴミ、植物の葉など結構がついて汚れます。ですから室内の機械とともにクリーニングをお勧めしています。

 

これをきれいにして汚れを落とすと熱交換の効率が良くなるので扇風機の回転が遅くなり、お客様に驚くほど音が静かになったと言われたことが有ります。また機械がフル回転しなくともよくなるので、機械の負担が少なくなり寿命が延びます。更に電気代も安くなるという二重に良いことがあります。

 

エアコンクリーニングでは室内、室外機ともで割安なセット価格を設定しています。ぜひご利用していただきたいと思います。

 

また、エアコンのクリーニングの事期は夏に使う前だけとは限りません。今や一年を通じて使うようになったエアコンですから混み合って希望の日時に来てもらえない初夏よりもそれ以外の時期の方が良いと思います。