戸建ての窓回りのハウスクリーニングについて

 

それではハウスクリーニングのサッシの事を話します。私がハウスクリーニングの修行中、窓のサッシと三枚刃がうまく使えれば一人前だと言われたことがあります。題ではサッシと書きましたが、窓ガラスとサッシと考えてください。

 

それはどういうことかというと窓回りの汚れは目線と同じ高さで汚れが目立つ所だということです。窓から外を見ると必ずガラスそしてサッシが目に入りますね。

 

ガラスは言うまでも有りませんが、透かして見るとふきムラが見えることが結構有ります。くるくる丸く、縦横、あ!誰かがふいたなんだなぁ、と分かります。

 

プロの職人のガラス清掃は中性洗剤でガラスを洗浄し、その後スクイジーというゴムが直線についているT字型の道具でさっと水気を切ります。中性洗剤を使うのはサッシとガラスの境目を傷めない為と言われています。

 

後はガラス面の水分を取りふき取りの仕上げを行います。また、枠とガラスの境目の仕上げも結構目立ちますから手を抜けません。

 

さて、皆さんもハウスクリーニングで職人がスクイジーをくるくる回して上手に水気を取っているのを見たことが有ると思います。町ではビルの上からぶる下がって窓ふきをやっている人を見たことが有ると思います。

 

私は下手ですが、実は窓のクリーニングは選手権が有るほどすごい事なのです。

 

先日たまたまテレビで選手権をやっているのを見ましたが、ほんとにすごい。スクイジーを使うと水滴が落ちますがそれを受け止めるタオルが同時に素早く動いていました。ほんと、感心するような見事な技でしたね。

 

多分毎日ビルの窓を何百枚とクリーニングしているのでしょうね。技も極めるとあそこまで行けるのかと驚きました。

 私の窓回りクリーニングの難しさ

さて、私です。誰かがクリーニングした部屋を見たことが有ります。窓ガラスにふきムラが有りました。退出された方が掃除をしたのでしょうか。スクイジーを使っていないと直ぐに分かりました。でも普通でしたら分からないと思います。クリーニング屋だから分かると言えますね。

 

スクイジーを使わないと縦横斜めとふいた跡が見えます。道具がないとついついやってしまいますね。きれいになった!と思うとこれが勘違い。

 

その時は確かにきれいになったはずなのに・・・。

 

どうして分かるかというと窓に当たる日光です。日光は一日の中で東から西へと移動して行きますね。それで掃除した時には大丈夫!と思っていても午後になり西日で角度が変わるとモロにふきムラが浮き上がり汚く見えてしまうことが有ります。

 

私もそれを発見して「ワー大変」と慌てたことが有ります。検査で見つかったら大変ですから。

プロとしては後からこのような事を指摘されてやり直しになるのは恥ずかしい事です。

 

このような理由でサッシの窓ガラスの掃除は「難しい」となります。

窓サッシができれば一人前、その簡単な方法は?

皆さんが窓ガラスのクリーニングをする場合は、100円ショップなどで売っているスクイジーを使えば十分だと思います。横幅20cmくらいのものが売られています。それより大きいものは一般ではないです。大きいものはプロ用ですね。

 

これを使います。私たちプロも実は結構100円ショップの掃除道具を使う時が有ります。ただお客さんの前で「使っています」とは格好が悪いので言えないですね。でも他の業者さんでもこっそり使っている人は結構いると思います。

 

水2L位に中性洗剤を適量(20cmくらいの輪で2周くらい)入れよく混ぜます。泡が出ます。普通のスポンジで結構ですが、これで窓ガラスにまんべんなくこすります。汚れが有る時は落とします。

 

あなたが右利きならば、雑巾を左手にスクイジーを右手に持ちます。窓の右側の上から下に一気に下ろします。その時、スクイジーをほんの少し左に傾けるとそちら側に水がしたたっり落ちますね。これを左手の雑巾で受け止めます。

 

できなければそのまま水を落としてしまい、あとからふき取っても良いでしょう。いずれにしてもスクイジーを一旦下に動かしたら一気に持ってゆく、これがポイントです。

 

100円ショップのスクイジーは短いですからこれを何回も繰り返すことによってプロと同じような結果が得られる訳です、って簡単には行きませんが。

 

場数を踏めば必ずうまくできるようになります。挑戦してみてください。スクイジーで仕上げると均一な仕上がりが期待できます。ふきムラが無く雑巾で仕上げるよりも透明感が違います。

 

後は上の枠から水滴が落ちることが有りますから、枠とガラス面の境目を乾いたタオルできちんとふき取ります。縦横ですね。これで完成。

 

窓が出来た後は水がしたたり落ちたレールのクリーニングです。これはちょっと面倒ですね。レールには泥、虫の死骸、植物の葉などが詰まっていることが多いです。

 

ちょっと大変なサッシの下のレールのクリーニングですがそれはまたの機会に書きたいと思います。

 

   

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